小中学生におけるメンタルヘルスに対するソーシャルサポートの横断的効果
A Cross-Sectional Study of the Effects of Social Support on the Mental Health of 4th–9th Grade Students
村山 恭朗、伊藤 大幸、大嶽 さと子、片桐 正敏、浜田 恵、中島 俊思、上宮 愛、野村 和代、高柳 伸哉、明翫 光宜、辻井 正次(2016)発達心理学研究, 27(4) 395
友人や大人からのサポートを感じる小中学生ほど抑うつ症状が低く、その関連は女子で強いことを示した。
要旨根拠:抄録
ソーシャルサポート(=周囲から得られる支えや助け)は子どものメンタルヘルスを守る要因とされる。本研究は、ある市内の全小中学校の小学4〜6年生と中学生5223名を対象に、抑うつ症状と攻撃性に対するソーシャルサポートの効果を横断的に検証した。性別、学年、ストレッサーを統制した一般線形モデルの分析の結果、友人および大人からのサポートを知覚している児童生徒ほど抑うつ症状が低かった。この関連は男子より女子で強かった。攻撃性に対しては友人からのサポートがわずかな負の効果を示したのみで、大人からのサポートは有意な効果を示さなかった。またサポートはいずれも女子で高く、学年が上がると友人からのサポートは増え、大人からのサポートは減ることが示された。
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