高齢者における社会参加,ソーシャル・キャピタル,主観的幸福感の関連
Social participation, social capital, and subjective well-being among older adults
崔 煌、権藤 恭之、増井 幸恵、中川 威、安元 佐織、小野口 航、池邉 一典、神出 計、樺山 舞、石崎 達郎(2021)老年社会科学, 43(1) 5
地縁組織への参加が、ソーシャル・キャピタルの認識や近所の人の数を介して高齢者の主観的幸福感を高めることを示した。
要旨根拠:抄録
高齢者の社会参加は幸福感を高めるとされるが、その過程でソーシャル・キャピタル(=地域の信頼やつながりといった社会的な資源)がどのような役割を果たすのかは明らかでなかった。本研究は74〜78歳の地域在住高齢者624名のデータを分析した。社会参加全体と主観的幸福感との関連は認められなかったが、4種類の社会参加のうち、町内会などの地縁組織への参加は主観的幸福感と有意に関連していた。さらに、この関連はソーシャル・キャピタルへの認識と近所の人の数を介した間接効果によるものであった。社会参加の種類によって幸福感との関係は異なり、地域のつながりを育む参加が高齢者の幸福を支えることを示している。
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