地域の祭り・イベント
地域の伝統的祭礼・イベントへの参加
幸せへの効果の大きさ
韓国の全国調査(N=1694)で地元の祭りによく参加する人は参加しない人より主観的幸福(幸福感+人生満足)が高い。フィリピン・タイの全国調査(N=1057/982)でも祭り参加→SWBの正の関連、社会関係資本→SWBを祭り参加が媒介
(推定) 幸福感項目を含むSWB合成指標からの推定。PANASによる測定は未確認
- ほかの幸福度指標
- 社会関係資本(家族・親族・近隣との信頼)と祭り参加が相互に関連。祭り参加は非公式な社会的つながりの強化経路
- なぜ効くのか
- 集合的興奮(集団儀礼での同期・一体感)→所属感・社会的つながりの再確認→主観的幸福
- 幸せの4因子
- ありがとう ありがとう(地域のつながり)→幸福度
こうすると更に効く
韓国の全国調査では、地元の祭りによく参加する人は参加しない人より主観的幸福が高く、フィリピンやタイの調査でも祭り参加が社会関係資本(家族・親族・近隣との信頼)と幸福をつなぐ役割を果たしていました(Ahn, 2020; Ahn, Kang & Kiatkawsin, 2023)。メカニズムは集合的興奮と呼ばれる、集団儀礼で同期し一体感を味わうことで所属感が再確認されることです。なので効き目を上げるには、見物だけより一緒に踊る・担ぐ・準備するといった参加の深さ、知っている人と行くこと、そして年に1回でも続けることがコツで、運営側に回ると非公式なつながりが一気に増えます。
気をつけること
いずれも横断データで因果は未確定、幸福な人ほど祭りに出かけるという逆方向はかなりありえます。効果量は示されておらず、同じ筆頭著者の研究が中心で独立した再現が少ないため、確度Cで「根拠はまだ弱い」です。人混みや大音量が苦手な人には負担になるので、無理に参加する必要はありません。「社会参加」や「社会関係資本」の行の具体例として読むのが正確です。
最初の一歩
お住まいの地域の祭りやイベントの日程を今週調べて、1つカレンダーに入れてみてください。可能なら知り合いを1人誘うか、準備や片付けの手伝いに手を挙げると、つながりの効果が出やすくなります。
主要な研究
- Do Informal Social Ties and Local Festival Participation Relate to Subjective Well-Being?(Ahn, 2020, Int J Environ Res Public Health)
- Relationships between Community Festival Participation, Social Capital, and Subjective Well-Being in a Cross-Cultural Context(Ahn, Kang & Kiatkawsin, 2023, Healthcare)
メモ:いずれも横断データで因果は未確定(幸福な人ほど参加する逆因果あり)。効果量は抄録で未提示。同一筆頭著者の研究が主で独立再現が少ない。既収載『社会参加』『社会関係資本』の具体的場面として弁別
原典と照合済み(3次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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