学童期から青年期にある先天性心疾患患者の“病気体験に関連したレジリエンス”アセスメントツールの開発
Development of an Assessment Tool to Measure the Resilience Related to Illness Experiences in School-aged Children, Adolescents and Young Adults with Congenital Heart Disease
仁尾 かおり、石河 真紀、藤澤 盛樹(2014)日本小児循環器学会雑誌, 30(5), 543–552
先天性心疾患患者の病気体験に関連したレジリエンスが「病気理解」「前向き」「無理をしない」の3因子からなることを示した。
要旨根拠:抄録
先天性心疾患をもつ学童期から青年期の患者が、病気の体験を通じてどのようなレジリエンス(=困難にしなやかに適応する力)を持つのかを明らかにし、評価ツールを作成することを目的とした。学童期から青年期の患者を対象に調査を行い、有効回答178名(10〜32歳)を因子分析した。その結果、「自分の病気を理解できる」「前向きに考え行動する」「無理をしないで生活する」の3因子が得られた。年齢が高い人ほど病気理解の得点が高く、重症度の高い人は前向きさの得点が低かった。早期からの病気理解の支援や、重症者の前向きさの支援、疾患特有の「無理をしない」生活を支えることの重要性が示された。
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