日本語版幸せへの恐れ尺度と日本語版幸せの壊れやすさ尺度の信頼性・妥当性の検討
Reliability and validity of the Japanese Versions of the Fear of Happiness Scale and the Fragility of Happiness Scale
生田目 光、猪原 あゆみ、浅野 良輔、五十嵐 祐、塚本 早織、沢宮 容子(2021)心理学研究, 92(1), 31–39
日本語版の幸せへの恐れ尺度と幸せの壊れやすさ尺度を作成し、1因子構造と十分な信頼性・妥当性を確認した。
要旨根拠:抄録
幸せになることを恐れたり、幸せはすぐ壊れると考えたりする信念は、文化によって強さが異なるとされる。本研究は、幸せへの恐れ尺度と幸せの壊れやすさ尺度の日本語版を作成し、信頼性と妥当性を検討した。日本の大学生341名に尺度を実施した。確認的因子分析により、両尺度とも原版と同じ1因子構造であることが示された。内的一貫性、再検査信頼性、構成概念妥当性も良好であった。さらに両尺度は、行動抑制系・行動賦活系(=罰を避ける・報酬を求める気質)よりも、人生満足度、抑うつ、不安、ストレスをよく予測する増分妥当性を示した。日本人の幸福観を研究するための道具として活用が期待される。
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