対人援助職のバーンアウトプロセスに関する縦断的研究
A Longitudinal study of the burnout process among human service professionals
荻野 佳代子、稲木 康一郎、瀧ヶ崎 隆司(2005)経営行動科学, 18(1), 1–9
対人援助職の1年縦断データから、情緒的消耗→脱人格化→達成感低下というバーンアウトの発展過程モデルを支持した。
要旨根拠:抄録
バーンアウト(=燃え尽き症候群)の3側面がどのような順序で進むかを縦断データで検討した。看護師と介護職の対人援助職138名に1年間隔で2回質問紙調査を行い、構造方程式モデリング(=変数間の因果モデルを検証する統計手法)で複数のモデルを比較した。その結果、情緒的消耗感が脱人格化(=相手を人として扱わなくなること)を強め、脱人格化が個人的達成感を下げるというLeiter & Maslach(1988)のモデルが最もよく当てはまった。また同時点モデルより縦断モデルの方が適合がよく、バーンアウトは時間をかけて進む発達的過程と考えるべきことが示唆された。介入のタイミングを考える手がかりが論じられた。
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