子ども用強み注目尺度の作成と信頼性・妥当性の検討
Development of the Focusing on Strengths Scale for Children and Examination of its Reliability and Validity
阿部 望、岸田 広平、石川 信一(2019)パーソナリティ研究, 28(1), 42–53
小中学生487名の調査から、自己と他者の強みへの注目を測る15項目2因子の子ども用強み注目尺度を作成した。
要旨根拠:抄録
強み(=その人のよいところや得意なこと)に目を向けることは適応やウェルビーイングを支えるとされ、大学生向けの強み注目尺度はあったが、子ども用の尺度はなかった。本研究は小中学生487名を対象に子ども用強み注目尺度を作成し、信頼性と妥当性を検討した。確認的因子分析の結果、大学生用と同様に「自己の強みへの注目」7項目と「他者の強みへの注目」8項目の2因子構造が確認された。内的整合性や再検査信頼性は許容範囲にあり、構造的・外的な妥当性の証拠も一部得られた。また中学生は小学生より自己の強みへの注目が低く、男子は女子より他者の強みへの注目が低かった。既存概念との区別や一般化可能性が今後の課題とされた。
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