バーンアウトと自己制御の失敗——看護師における自己妨害とジョブ・クラフティングの日誌研究
Burnout and self-regulation failure: A diary study of self-undermining and job crafting among nurses.
M. Roczniewska, A. Bakker(2021)Journal of Advanced Nursing, 77(8), 3424–3435
慢性的なバーンアウトがあると、その日の自己制御の余力が仕事の工夫や成果に結びつかなくなることを示した。
要旨根拠:抄録
背景として、自己制御資源(=思考・感情・行動を日々コントロールするための心のエネルギー)が少ない日には、自ら障害をつくる自己妨害が増え、仕事を最適化するジョブ・クラフティングが減り、成果が下がると考えられる。本研究は、バーンアウト(=慢性的な仕事のストレスによる消耗・燃え尽き)がこの日々の適応的な自己制御を損なうかを検証した。ポーランドの病院・一次医療機関の看護師81名が、一般調査の後、10勤務日にわたり勤務前・勤務中・勤務後の日誌調査に回答した(計732報告)。勤務前の自己制御能力は自己妨害と負に、ジョブ・クラフティングと正に関連し、間接的にその日の成果を予測したが、この関係はバーンアウトが低い人でのみ成り立っていた。バーンアウトの高い人は一時的に余力が高まっても適応的な行動に結びつけにくく、回復プログラムや燃え尽きを防ぐ組織的介入の必要性が示唆された。
研究のつながり
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