世界の主要ウェルビーイング研究

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仕事の要求度-資源理論――10年後

Job Demands–Resources Theory: Ten Years Later

A. Bakker, E. Demerouti, A. Sanz-Vergel(2022)Annual Review of Organizational Psychology and Organizational Behavior, 10(1), 25–53

ひとことで
JD-R理論の10年

バーンアウトとワーク・エンゲイジメントを説明するJD-R理論の過去10年の発展を整理し、4つの主要な理論的革新を示した。

要旨根拠:抄録

バーンアウト(=仕事による消耗と冷笑的態度の状態)とワーク・エンゲイジメント(=活力・熱意・没頭を特徴とする前向きな動機づけ状態)は、職場のウェルビーイングを捉える中心概念である。本論文は、著者らの2014年の総説を振り返り、両概念の先行要因と結果を整理するとともに、仕事の要求度-資源(JD-R)理論(=仕事の負担が消耗を、仕事の資源が意欲を生むとする理論)に関する新たな実証的知見と理論的革新をレビューした。過去10年の主要な革新として、個人×状況のアプローチ、マルチレベルのJD-R理論、ジョブ・クラフティングなどの新たな主体的アプローチ、仕事-家庭資源モデルの4つを論じた。さらに実践的な含意を述べ、JD-R介入、チームレベルのアプローチ、仕事以外の生活領域の要求と資源など、今後の研究課題を示した。職場のウェルビーイング研究と実践の理論的基盤を最新化する総説である。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0012 Demerouti(2001)のバーンアウトJD-Rモデルと、W0020 Bakker(2017)の理論的総括を土台に、10年分の発展(多層化・自己調整・ジョブクラフティング等)を整理した
  • 統合(メタ分析)W0597 Mazzetti(2021)のメタ分析が仕事資源・個人資源とワーク・エンゲイジメントの正の関連を確認し、理論の中核仮説を支持している
  • 後続・発展W0799 Bakker(2024)がJD-R理論のよくある疑問にQ&A形式で答え、W1232 Collie(2023)が教員のウェルビーイングと離職意図に適用した
  • 日本語版・翻訳JD-Rで用いられるエンゲイジメント尺度UWESの日本語版はW2338 Shimazu(2008)が検証した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

この論文が出てくる研究の系譜

研究のつながり

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先行研究(この論文が引用している) 15本

ほか 3 件

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https://doi.org/10.1146/annurev-orgpsych-120920-053933
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DOI
10.1146/annurev-orgpsych-120920-053933

文献表記(APA第7版)

Bakker, A. B., Demerouti, E., & Sanz-Vergel, A. I. (2022). Job Demands–Resources Theory: Ten Years Later. Annual Review of Organizational Psychology and Organizational Behavior, 10(1), 25–53. https://doi.org/10.1146/annurev-orgpsych-120920-053933

影響力の指標

著名度スコア
90.5 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 1,822(うち影響引用 223)・ OpenAlex 1,822
年あたり被引用
364.4
FWCI
55.7(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
Workplace Health and Well-being
主要400の選定
専門家判断(古典・定番)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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