受傷アスリートのリハビリテーション過程における ソーシャルサポート希求の変容
Change of Social Support Sought by Injured Athletes during Rehabilitation
鈴木 敦、中込 四郎(2013)スポーツ心理学研究, 40(2), 139–152
受傷した大学アスリートが回復段階に応じて求めるソーシャルサポートの提供者と内容が変化することを示した。
要旨根拠:抄録
スポーツ傷害を負ったアスリートの心理状態が受傷前と比べてどう変わるか、また復帰までの3つの回復段階で求めるソーシャルサポート(=周囲からの支え)の提供者と内容がどう変化するかを明らかにすることが目的であった。大学アスリート457名に、受傷後の心理状態、求めたサポートの変化、リハビリ中に役立ったサポートについて質問紙調査を行った。受傷後は競技意欲が低下し、不安、焦り、孤立感、失望、抑うつ、疲労感が高まっていた。サポートの提供者としてはチームメイトと学生トレーナーが一貫して求められ、内容では「技術的助言」と「傾聴」が常に高かった。一方、「慰め」や物質的・実際的な援助は回復とともに減少し、復帰後の競技に関わる「技術的助言」や「評価」は完全回復が近づくほど増加しており、段階に応じた支援の重要性が示唆された。
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