日本の論文 ・ B10 自尊感情・自己受容・自己肯定 ・ J115
ありのままに 実証 対象:大学生 無料で読める
仮想的有能感と日常の対人関係によって生起する感情経験
Assumed-competence and daily strength and fluctuation of depression and hostility in interpersonal situations
小平 英志、小塩 真司、速水 敏彦(2007)パーソナリティ研究, 15(2), 217–227
ひとことで
仮想的有能感と日常の感情経験
他者軽視が強く自尊感情の低い「仮想型」の大学生は、対人場面で抑うつ・敵意感情を強く不安定に経験していることを示した。
要旨根拠:抄録
仮想的有能感(=他者を軽視することで得られる見かけ上の有能感)が、日常の対人関係で生じる感情経験とどう関連するかを検討した研究である。調査1で仮想的有能感尺度と自尊感情尺度を実施し、調査2では大学生445名に、1日のうち印象に残った対人関係上の出来事と、それに対する抑うつ感情・敵意感情を7日間記録させた。その結果、他者軽視傾向が強く自尊感情の低い「仮想型」は、抑うつ感情と敵意感情の両方を強く感じていた。また7日間の感情の変動も、他者軽視が弱く自尊感情の高い「自尊型」に比べて大きかった。他者を見下すことで保たれる有能感は、日常の感情の不安定さと結びついていることが示唆される。
研究のつながり
この一覧(日本 576本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。日本語論文は参照データが薄く、空欄でも引用していないとは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 2本
後続研究(この論文を引用している) 3本
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.2132/personality.15.217
- 無料で読めるか
- ○ ブロンズ(出版社サイトで無料・ライセンス不明) 無料本文 ↗
- DOI
- 10.2132/personality.15.217
文献表記(日本心理学会式)
小平 英志・小塩 真司・速水 敏彦 (2007). 仮想的有能感と日常の対人関係によって生起する感情経験. パーソナリティ研究, 15(2), 217–227. https://doi.org/10.2132/personality.15.217
影響力の指標
- 著名度スコア
- 71.6 / 100 スコアとは
- 被引用数
- J-STAGE 18 ・ Crossref 8 ・ Semantic Scholar 0 ・ OpenAlex 8
- 年あたり被引用
- 0.9(J-STAGE)
被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 幸せに効くこと自尊感情の不安定さ自尊心は「高さ」より「揺れ幅」。日々の上下が心を疲れさせる
- 幸せに効くこと感情知能訓練感情を「言葉にして扱う」技能は訓練で伸び、心の健康にも効きそうです
- 名言集あなたに起こる出来事のすべてを統制することはできない。しかし、それによって小さくされないと決めることはできるマヤ・アンジェロウ
- 名言集衆生が病む、ゆえに我も病む維摩居士
- 発達マップ心理的ニーズ(自律性・有能感・関係性)との関係5つの発達段階で比べた表・心理学の理論(性格・臨床・動機)
- 禅語百選莫妄想「妄想することなかれ」。事実から離れたとりとめのない思い、分別や妄念を起こすな。
- 調査・報告書Gallup 世界の感情レポート(Global Emotions Report/State of the World's Emotional Health)昨日、笑ったか・心配したかなどを世界の人に尋ね、日々の感情の明暗を国別に比べる年次報告書。
- 思想マップ悩み相談:SNSの『いいね』が気になる。承認されないと不安自分・まず読むなら ストア派/アドラー(個人心理学)/仏教(上座部)
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →