自律的動機づけと動機づけ調整方略の双方向的関係
Reciprocal influences between autonomous motivation and the use of motivational regulation strategies
後藤 崇志、川口 秀樹、野々宮 英二、市村 賢士郎、楠見 孝、子安 増生(2017)心理学研究, 88(2), 197–202
中高生の縦断データから、自律的動機づけの低さと外発的な動機づけ調整方略の使用が互いを強め合う関係を示した。
要旨根拠:抄録
本研究は、自律的動機づけ(=自分で価値を認めて取り組む動機)と、動機づけ調整方略(=やる気を自分で高めたり保ったりする工夫)の双方向的な関係を検討した。中学生・高校生745名に3時点で縦断調査を行った。まず主成分分析で、方略の使用頻度という量的成分と、ご褒美などに頼る外発的成分という質的成分を特定した。交差遅延モデルの結果、自律的動機づけは後の外発的な方略使用を負に予測し、外発的な方略使用もまた後の自律的動機づけを負に予測した。学習意欲と動機づけ調整方略の間には、互いに強め合う(または弱め合う)循環的な関係があることが示唆された。
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