地域高齢者の外出に対する自己効力感尺度の開発
Development of a self-efficacy scale for going out among community-dwelling elderly
山崎 幸子、藺牟田 洋美、橋本 美芽、野村 忍、安村 誠司(2010)日本公衆衛生雑誌, 57(6) 439
地域高齢者の外出に対する自己効力感を測る6項目1因子の尺度(SEGE)を開発し、高い信頼性と妥当性を確認した。
要旨根拠:抄録
介護予防では「閉じこもり予防・支援」が進められており、その効果を測る心理的指標が求められている。閉じこもりの改善には外出に特化した自己効力感(=外出できるという見込み)が関わると考えられるが、評価尺度はなかった。本研究は、高齢者18人からの項目収集と258人の予備調査で13項目の原案を作り、都内A区の無作為抽出8,000人に郵送調査を行った。分析対象2,627人のデータから、6項目1因子の尺度(SEGE)が開発され、内的整合性はα=.96と高かった。外出頻度が低いほどSEGE得点は低く、動作に対する自己効力感、健康度自己評価、健康関連QOLと有意に相関し、妥当性が確認された。閉じこもり予防の心理的側面を測る新しい効果指標として活用が期待される。
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