社会福祉従事者のバーンアウトとストレスについての研究
A Study about Burnout and Stresses among Social Welfare Personnel
藤野 好美(2001)社会福祉学, 42(1) 137
社会福祉従事者2,801人の調査から、利用者家族との関わりや組織内の役割などのストレッサーがバーンアウトと関連することを示した。
要旨根拠:抄録
社会福祉の現場で働く人々のバーンアウト(=燃え尽き症候群)は、サービスの質や離職にかかわる重要な問題である。本研究は関西圏の284施設でアンケート調査を行い、2,801人の回答を分析した。バーンアウトは日本の対人援助職向けに修正されたMBI(田尾・久保, 1996)で測定し、因子分析により情緒的消耗感、脱人格化、個人的達成感の減退の3因子が確認された。情緒的消耗感はすべての個人属性と関連していた。重回帰分析の結果、「利用者の家族とのかかわり」「組織の中での自分の立場・役割」「他職種・他機関との関係」はバーンアウトの3因子すべてと関連したが、「制度・法律の変化」は関連しなかった。身近な人間関係や役割の曖昧さが燃え尽きの主な要因であることを示している。
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