若年層と高年層における世代内/世代間交流と精神的健康状態との関連
The relationship between intra- and inter-generational exchange and mental health among young and older adults
根本 裕太、倉岡 正高、野中 久美子、田中 元基、村山 幸子、松永 博子、安永 正史、小林 江里香、村山 洋史、渡辺 修一郎、稲葉 陽二、藤原 佳典(2018)日本公衆衛生雑誌, 65(12), 719–729
若年層・高年層とも、同世代・異世代との交流がある人ほど精神的健康が良好で、両世代と交流する人はさらに良好なことを示した。
要旨根拠:抄録
本研究は、若年層(25〜49歳)と高年層(65〜84歳)において、同世代との交流(世代内交流)と異なる世代との交流(世代間交流)が精神的健康とどう関連するかを検討した。2016年に地域住民へ質問紙調査を行い、若年層3,334人と高年層3,116人を分析した。精神的健康はWHO-5(=世界保健機関による5項目の精神的健康・ウェルビーイング指標)で判定し、性別・年齢・経済状況などを調整したロジスティック回帰分析を行った。その結果、どちらの世代でも世代内交流・世代間交流のある人は交流のない人より精神的健康が良好であった。組み合わせで見ると、世代内交流のみの人と比べ、交流なしの人は劣り、両世代と交流している人はさらに良好であった。多様な世代とのつながりが幅広い年齢層の心の健康を支えることが示唆される。
研究のつながり
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