農村地域に居住する高齢者の幸福感に寄与する活動
Activities Contributing to Happiness of Older Adults in Rural Communities
大西 丈二、益田 雄一郎、鈴木 裕介、石川 美由紀、近藤 高明、井口 昭久(2004)日本農村医学会雑誌, 53(4), 641–648
農村高齢者では食事や入浴を楽しむことが主観的幸福感と正に、賭けごとを楽しむことが負に関連することを示した。
要旨根拠:抄録
役割喪失により活動性が低下しやすい高齢者にとって余暇活動はQOLの維持に役立つと考えられるが、その効果は十分実証されていない。本研究は農村部に住む高齢者424人(平均71.6歳)を対象に、余暇活動を楽しむことと幸福感との関連を調べた。生活環境、日常生活動作、外出頻度、余暇活動を楽しいと感じる程度、PGC主観的幸福感(=高齢者の幸福感を測る代表的な尺度)を調査した。楽しい活動は入浴、食事、テレビの順に多く、食事や入浴を楽しむことは幸福感と正の関連、パチンコや麻雀などの賭けごとを楽しむことは負の関連を示した。回帰分析では、人間関係の悩み、賭けごと、基本的ADL、体の痛み、独居が幸福感を予測した。地域で高齢者の余暇活動を促す際の手がかりを示した。
研究のつながり
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