世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ B10 自尊感情・自己受容・自己肯定 ・ W0279
主要400 ありのままに 実証

脅かされた自己愛、ナルシシズム、自尊感情と直接的・転位的攻撃:自己愛と自己嫌悪のどちらが暴力を生むか

Threatened egotism, narcissism, self-esteem, and direct and displaced aggression: does self-love or self-hate lead to violence?

B. Bushman, R. Baumeister(1998)Journal of Personality and Social Psychology, 36(6), 543–545

ひとことで
ナルシシズムと攻撃性の実験

攻撃性を高めるのは低い自尊感情ではなく、ナルシシズムと侮辱の組み合わせであることを実験で示した。

要旨根拠:抄録

低い自尊感情が暴力を引き起こすと広く主張されてきたが、それを支える実験的証拠は乏しく、攻撃的な人はむしろ好意的な自己像をもつという観察もあった。本研究は2つの実験で、参加者の自尊感情とナルシシズム(=誇大で他者の賞賛を求める自己愛傾向)を測定した。その後、参加者は自分を侮辱または賞賛した相手、あるいは無関係の第三者に対して攻撃する機会を与えられた。その結果、自尊感情の高低は攻撃性と無関係であった。ナルシシズムと侮辱が組み合わさると、侮辱した相手への攻撃が際立って高くなった一方、第三者への転位的攻撃はいずれの自己評価とも関係せず全体に低かった。低い自尊感情が攻撃を生むという通説に反し、脅かされた自己愛が重要な原因であることが示された。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0251 Baumeister(1996)の「脅かされたエゴティズム」仮説(暴力は低い自尊感情ではなく、膨らんだ自己像が脅かされたときに生じる)を実験で検証し支持した
  • 後続・発展一覧外:Baumeister et al.(2003)の自尊感情レビューが、高い自尊感情は攻撃性を防がないという結論の根拠の一つとした

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 1本

後続研究(この論文を引用している)

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論文ページ
https://doi.org/10.1016/S0092-6566(02)00502-0
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DOI
10.1016/S0092-6566(02)00502-0

文献表記(APA第7版)

Bushman, B. J., & Baumeister, R. F. (1998). Threatened egotism, narcissism, self-esteem, and direct and displaced aggression: does self-love or self-hate lead to violence? Journal of Personality and Social Psychology, 36(6), 543–545. https://doi.org/10.1016/s0092-6566(02)00502-0

影響力の指標

著名度スコア
80.9 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 2,197(うち影響引用 130)・ OpenAlex 123
年あたり被引用
75.8
FWCI
2.6(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 11.4%
分野(OpenAlex)
Personality Traits and Psychology
主要400の選定
著名度スコア上位(概念・年代枠内)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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