許し、健康、ウェルビーイング:感情的な許しと決断的な許し、許しやすい特性、許せなさの減少に関する証拠のレビュー
Forgiveness, Health, and Well-Being: A Review of Evidence for Emotional Versus Decisional Forgiveness, Dispositional Forgivingness, and Reduced Unforgiveness
Everett L. Jr Worthington, Charlotte Van Oyen Witvliet, P. Pietrini et al.(2007)Journal of behavioral medicine, 30(4), 291–302
感情的な許しが健康とウェルビーイングに直接的な効果を持つことを、決断的な許しとの区別から整理した。
要旨根拠:抄録
許しと健康・ウェルビーイングを結びつける研究は増えているが、どのような許しが効くのかは整理されていなかった。本レビューは、決断的な許し(=相手への報復をやめようとする行動上の意図)と感情的な許し(=恨みなどの否定的感情を他者志向の肯定的感情に置き換えること)を区別した。既存のデータは、感情的な許し、特にそれが許しやすい性格特性として定着した場合に、健康とウェルビーイングと関連することを示していた。感情的な許しは心身の生理的変化を伴い、より直接的な効果を持つと考えられる。利益の一部は許せなさの減少によるものだが、許しに固有の利益もあると論じ、末梢・中枢神経系との関連や医療場面での許しの介入も概観した。最後に今後の研究課題を提案した。
研究のつながり
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