世界の論文 ・ B08 楽観・希望・レジリエンス ・ W1101
なんとかなる レビュー
「逆境に打ち勝つ」か「逆境そのものを変える」か:貧困、レジリエンス、家族政策
"Beating the odds" versus "changing the odds": Poverty, resilience, and family policy.
K. Seccombe(2002)Journal of Marriage and the Family, 64(2), 384–394
ひとことで
貧困と家族のレジリエンス
貧困家庭のレジリエンスは個人の資質より経済再分配政策によって高められると主張した。
要旨根拠:抄録
貧困率低下の統計の裏で、経済的困窮と格差が続いていることを問題提起する論考である。本稿は、所得と資産の格差の広がり、貧困が大人と子どもに及ぼす影響、そしてレジリエンス(=逆境の中でもうまく適応していく力)を高める戦略の3点を検討する。結論として、個人の性格や家族の特性、地域の特徴に注目するよりも、国の経済政策に目を向けるほうがレジリエンスを高めると論じる。公衆衛生のたとえを用い、健全な所得再分配による予防的アプローチが家族を強くし、ウェルビーイングを高めうると提案する。個人の頑張りに頼る「逆境に打ち勝つ」発想から、構造を変える発想への転換を促す点に含意がある。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している)
この一覧の中には見つかっていません。
後続研究(この論文を引用している) 1本
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.1111/J.1741-3737.2002.00384.X
- 無料で読めるか
- × 有料(非OA)
- DOI
- 10.1111/J.1741-3737.2002.00384.X
文献表記(APA第7版)
Seccombe, K. (2002). "Beating the odds" versus "changing the odds": Poverty, resilience, and family policy. Journal of Marriage and the Family, 64(2), 384–394. https://doi.org/10.1111/j.1741-3737.2002.00384.x
影響力の指標
- 著名度スコア
- 37 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 471(うち影響引用 26)・ OpenAlex 405
- 年あたり被引用
- 18.8
- FWCI
- 8.2(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 2.6%
- 分野(OpenAlex)
- Resilience and Mental Health
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 名言集世界は苦しみに満ちている。しかし、それに打ち克った話にも満ちているヘレン・ケラー
- 幸せに効くことレジリエンス立ち直る力は「生まれつき」ではなく、資源の束なんです
- 名言集レジリエンスは、特別な人だけの稀な能力ではない。ごくありふれた、普通の魔法(ordinary magic)であるアン・マステン
- 幸せに効くこと子ども期の貧困子ども期の貧困は長く残る。でも大人になるまでに逆転の余地もある
- 発達マップ能力観(マインドセット)との対応5つの発達段階で比べた表・心理学の理論(性格・臨床・動機)
- 調査・報告書レガタム繁栄指数健康・教育・自由・家族や地域のつながりなど多くの統計を合わせ、国の「繁栄」を順位にする指数。
- 禅語百選風吹不動天辺月 雪圧難摧澗底松風が吹いても天の月は動かず、雪が重く積もっても谷底の松は折れない。外からの力に揺るがない、不動の心。
- 思想マップアドラー(個人心理学)自分は共同体の役に立っているという感覚(共同体感覚)を持って生きられれば、劣等感は勇気に変わり幸福は自ずと訪れる
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →