世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ B08 楽観・希望・レジリエンス ・ W0238
主要400 なんとかなる 理論

レジリエンスの社会生態学――新しい構成概念の文脈的・文化的曖昧さへの取り組み

The social ecology of resilience: addressing contextual and cultural ambiguity of a nascent construct.

M. Ungar(2011)American Journal of Orthopsychiatry, 81(1), 1–17

ひとことで
レジリエンスの社会生態学

レジリエンスを個人の特性よりも社会的・物理的環境の働きとして捉える、4原則に基づく社会生態学的定義を提案した。

要旨根拠:抄録

ワーナーとスミス、ガーメジー、ラターらが逆境下の保護要因を明らかにしてから20年以上が経つが、逆境の中での良好な発達をどう定義し測定するかについては曖昧さが残っていた。本論文は、危険要因が多い状況でもレジリエンス(=逆境の中でも良好な適応や発達を示すこと)が生じる以上、個人の内面よりも、その人を取り巻く社会的・物理的なエコロジー(=家族、地域、制度、文化などの環境)の役割を重視すべきだと論じる。そのうえで、脱中心性、複雑性、非典型性、文化的相対性という4つの原則を示し、成長の環境的な前提条件を強調するレジリエンスの定義を提案した。この枠組みは、レジリエンスを育む過程が妨げられた環境にいる人々のウェルビーイングを高める理論・研究・介入の設計に役立つとしている。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0057 Rutter(1987)とW0343 Rutter(2006)のレジリエンス概念を、文化と環境の側から再定義した
  • 論争W0229 Block(1996)のように個人特性としてレジリエンスを捉える立場に対し、環境が資源を提供する過程として捉え直した
  • 後続・発展W0264 Masten(2014)が多層システムの視点で国際的な知見を統合した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 5本

後続研究(この論文を引用している) 1本

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論文ページ
https://doi.org/10.1111/j.1939-0025.2010.01067.x
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DOI
10.1111/j.1939-0025.2010.01067.x

文献表記(APA第7版)

Ungar, M. T. (2011). The social ecology of resilience: addressing contextual and cultural ambiguity of a nascent construct. American Journal of Orthopsychiatry, 81(1), 1–17. https://doi.org/10.1111/j.1939-0025.2010.01067.x

影響力の指標

著名度スコア
83.2 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 1,664(うち影響引用 187)・ OpenAlex 1,766
年あたり被引用
104
FWCI
54.6(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
Resilience and Mental Health
主要400の選定
著名度スコア上位(概念・年代枠内)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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