2002〜2018年の青少年の精神的ウェルビーイングの国際的な時系列推移と学業プレッシャーの説明的役割
Cross-National Time Trends in Adolescent Mental Well-Being From 2002 to 2018 and the Explanatory Role of Schoolwork Pressure
A. Cosma, G. Stevens, G. Martin et al.(2020)Journal of Adolescent Health, 66(6), S50–S58
36か国の青少年約91万人で、心身の不調と学業プレッシャーがわずかに増加する一方、生活満足度は変化しなかったことを示した。
要旨根拠:抄録
青少年の精神的ウェルビーイングの時系列変化については一貫しない結果が報告されており、その背後の仕組みも検討されていなかった。本研究は主に欧州36か国のHBSC調査(=学齢期の子どもの健康行動調査、2002〜2018年の5回分)の青少年約91万5千人のデータを用い、心身症的な不調と生活満足度の推移、そして学業プレッシャーがその推移を説明するかを多層モデルで分析した。その結果、心身症的な不調と学業プレッシャーはわずかに直線的に増加したが、生活満足度には変化がなかった。国による差は大きかった。大幅な悪化の証拠はないものの、学業プレッシャーの増加が高所得国で比較的一貫して見られ、不調の増加の一部を説明しうることを示唆している。
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