協働的ポジティブ心理学:危機の時代における連帯・意味・レジリエンス・ウェルビーイング・徳
Collaborative positive psychology: solidarity, meaning, resilience, wellbeing, and virtue in a time of crisis
Michael J. Hogan(2020)International Review of Psychiatry, 32(7-8), 698–712
負の感情を集団的変革の原動力と捉え、連帯と集合知によって持続可能なウェルビーイングを目指す「協働的ポジティブ心理学」を提唱した。
要旨根拠:抄録
本論文は、学際的なシステム科学を補完するものとして「協働的ポジティブ心理学」を紹介する論考である。第二波ポジティブ心理学(PP2.0=ネガティブな経験も含めて幸福を捉える立場)と同様に、悲しみ・罪悪感・怒り・不安などの負の感情が、協働集団における前向きな変革やクリティカルなシステム思考の触媒になりうると論じる。そして、共通の問題を認識し、問題焦点的・方法論的に集団で対応していく経路が、持続可能なウェルビーイングを支えると主張した。鍵となる原理は連帯、エンパワメント、チームワークであり、特に集合知(CI=集団で複雑な問題に取り組む方法)の活用が重視される。集合知ネットワーク支援ユニット(CINSU)の取り組みを例に、連帯や集合的エンパワメントを支える協働基盤づくりの必要性を示した。
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