「非常に幸福な人々に共通する唯一の外的条件は、豊かで満足のいく人間関係だった」
— エド・ディーナー Diener & Seligman (2002)「Very Happy People」
最も幸福な人々を分けたのは人間関係だった
- 心理学では
- この名言は、良好な人間関係が幸福の「必要条件」(それがなければ成り立ちにくい条件)に近いことを示している。背景には、人は他者と安定した結びつきを求める根源的な欲求を持つとする所属欲求理論(つながりは基本的な動機だとする考え)がある(Baumeister & Leary(1995))。Diener & Seligman(2002)は大学生を対象に、幸福度が特に高い人と平均的な人、低い人を比較した。その結果、非常に幸福な人は共通して友人や家族、恋人との関係が良好で、一人で過ごす時間が短かった。ただし関係が良いだけで幸福が保証されるわけではなく、関係は土台にあたる。身近な人に感謝を言葉で伝え、ともに過ごす時間を意識して確保することが、幸福の土台を育てることにつながる。 参考:Diener & Seligman(2002)「Very Happy People」/Baumeister & Leary(1995)「The need to belong: Desire for int…」