「本物の幸福は、自分の代表的な強みを見つけ、それを活かすことから生まれる」
— マーティン・セリグマン 『世界でひとつだけの幸せ』(2002)での趣旨
強みの発見と活用が持続的幸福の鍵
- 心理学では
- この言葉は、ポジティブ心理学でいう「代表的強み」(その人らしさの核となる性格上の長所)を日々の行動で活かすことが、持続的な幸福の土台になるという考えである。Seligmanら(2005)はオンラインの無作為化比較実験で、参加者に自分の代表的強みを毎日新しいやり方で1週間使ってもらった。その結果、幸福感が高まり抑うつ症状が減る効果が数か月後まで続いた。またWoodら(2011)の縦断研究では、強みをよく使う人ほど、その後の活力や自尊心の向上と関連していた。強みを使う経験は「自分はやれる」という手応え(有能感)も育てる。仕事や家事の中で自分の得意を一つ意識して使ってみることが、確かな幸福への入り口になる。 参考:Seligmanら(2005)「Positive Psychology Progress: Empi…」/Woodら(2011)「Using personal and psychological s…」