世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ A10 幸福を高める介入 ・ W0042
主要400 幸せそのもの 実証

ポジティブ心理学の進展:介入の実証的検証

Positive psychology progress: empirical validation of interventions.

M. Seligman, Tracy A. Steen, Nansook Park et al.(2005)American Psychologist, 60(5), 410–421

ひとことで
幸福介入の無作為化実験

インターネット上の無作為化比較実験で、5つの幸福介入のうち3つが幸福を高め抑うつを下げることを示した。

要旨根拠:抄録

ポジティブ心理学の提唱から5年がたち、書籍や学会、講義などが急速に広がっていた。本論文はその進展を振り返り、精神疾患の診断基準と対をなす「性格の強みと美徳の分類」の作成と、強みや美徳が文化を超えて広く見られるという知見を紹介した。そのうえで、幸福を高めるとされる5つの介入と1つのプラセボ対照課題を、インターネットで募集した参加者に無作為に割り当てて比較する実験を行った。その結果、感謝の手紙を届ける訪問、毎晩3つのよいことを書く課題、自分の強みを新しいやり方で使う課題などが幸福感を高め、抑うつ症状を減らし、うち2つは効果が数か月持続した。ポジティブ介入は苦しみを和らげる従来の治療を補う手段となりうると結論づけた。

関係メモ——この研究のその後

  • 統合(メタ分析)W0098 Sin & Lyubomirsky(2009)が幸福介入の中程度の効果を示し、RCTに限ったW0185 Bolier(2013)では効果量は小さめ(主観的幸福で約0.3)にとどまった
  • 再現・検証一覧外:Mongrain & Anselmo-Matthews(2012)の追試では、介入群の改善がプラセボ的な対照課題と大差なく、効果の頑健性に留保がついた
  • 後続・発展W0598 Sheldon & Lyubomirsky(2006)が感謝表現と最良の自己の視覚化を比較し、W0221 Seligman(2009)がポジティブ教育へ展開した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

この論文が出てくる研究の系譜

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 10本

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https://doi.org/10.1037/0003-066X.60.5.410
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10.1037/0003-066X.60.5.410

文献表記(APA第7版)

Seligman, M. E. P., Steen, T. A., Park, N., & Peterson, C. (2005). Positive psychology progress: empirical validation of interventions. American Psychologist, 60(5), 410–421. https://doi.org/10.1037/0003-066x.60.5.410

影響力の指標

著名度スコア
97 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 5,621(うち影響引用 421)・ OpenAlex 5,982
年あたり被引用
255.5
FWCI
100.6(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
Psychological Well-being and Life Satisfaction
主要400の選定
専門家判断(古典・定番)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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