職業性ストレスとワーク·エンゲイジメント
Job stress and work engagement
島津 明人(2010)ストレス科学研究, 25, 1–6
ワーク・エンゲイジメントの定義、関連概念との違い、規定要因と効果、向上策を整理した総説である。
要旨根拠:抄録
本論文は、仕事に関するポジティブで充実した心理状態である「ワーク・エンゲイジメント」という新しい概念を紹介する総説である。まずエンゲイジメントを、活力(=仕事から活力を得ていきいきしている)、熱意(=仕事に誇りとやりがいを感じている)、没頭(=仕事に熱心に取り組んでいる)の3つを含む状態として定義し、バーンアウトやワーカホリズム(=強迫的に働きすぎる状態)との違いを説明している。エンゲイジメントは、仕事の資源(自律性、上司のコーチング、フィードバック)と個人の資源(楽観性、自己効力感、自尊感情)によって最もよく予測され、心身の健康、積極的な組織行動、仕事のパフォーマンスを予測する。測定にはユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度が最もよく使われている。最後に、仕事と個人の資源の観点からエンゲイジメントを高める実践的な示唆を述べている。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤一覧外:Schaufeli et al. (2002)のワーク・エンゲイジメント概念とJD-Rモデルを日本に紹介・整理した
- 後続・発展J105 新宮(2019)が看護師の構造的エンパワメントとの関係を、J209 石山(2021)が働く環境との関係を実証した
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(日本 576本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。日本語論文は参照データが薄く、空欄でも引用していないとは限りません。
先行研究(この論文が引用している)
この一覧の中には見つかっていません。
後続研究(この論文を引用している) 2本
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.5058/stresskagakukenkyu.25.1
- 無料で読めるか
- ○ ダイヤモンド(APC無しのOA誌) 無料本文 ↗
- DOI
- 10.5058/stresskagakukenkyu.25.1
文献表記(日本心理学会式)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 95.6 / 100 スコアとは
- 被引用数
- J-STAGE 54 ・ Crossref 22 ・ Semantic Scholar 14 ・ OpenAlex 21
- 年あたり被引用
- 3.2(J-STAGE)
- 主要100の選定
- 専門家判断(定番・古典)
被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 発達マップワークエンゲージメント(活力・熱意・没頭)との関係5つの発達段階で比べた表・ウェルビーイングと仕事のフレームワーク
- 幸せに効くことワークエンゲージメント仕事に夢中になれる人は、人生の満足も健康も高めみたいです
- 発達マップ職場でのやりがいへの考え方5つの発達段階で比べた表・制度と人の力学
- 幸せに効くこと仕事のフロー(Work Flow)仕事に没入する時間が、活力と人生満足につながる
- 名言集「働く」とは「はた(傍)を楽にすること」日本で語られる通俗語源
- 禅語百選喜心・老心・大心喜ぶ心、親が子を思うような心、山のように大きな心。道元が食事係(典座)に説いた、仕事に向かう三つの心。
- 調査・報告書仕事と幸福(世界幸福度報告2017 第6章)仕事があること、仕事の種類、職場の特徴が幸福とどう関係するかを世界のデータで調べた章。
- 思想マップ悩み相談:働くことが人生のすべてになっている仕事・まず読むなら 儒教(原始)/ユダヤ教/仏教(上座部)
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →