ワークエンゲージメント
活力・熱意・没頭のある働き方
幸せへの効果の大きさ
正:人生満足r=.38・一般的健康r=.37(JD-Rモデルのメタ分析)Mazzetti et al.(2023)
仕事時間のPA高
- ほかの幸福度指標
- バーンアウトの対極概念として測定(UWES)Schaufeli et al.(2002)
- なぜ効くのか
- 仕事の資源(裁量・サポート)→エンゲージメント(JD-Rモデル)
- 幸せの4因子
- やってみよう 「やってみよう」の職場指標
こうすると更に効く
ワークエンゲージメント(活力・熱意・没頭のある働き方)は、気合いで生み出すものというより、仕事の資源から育つものなんです。裁量(自分で進め方を決められること)や上司・同僚のサポートといった資源が増えるとエンゲージメントが上がる、というのがJD-Rモデルの基本線です(Mazzetti et al., 2023)。だから個人なら、ちょっとした工程でも「自分で決める部分」を増やす、職場なら裁量とサポートを設計するのが近道という感じでしょうか。大事なのは、やめられない・休むと罪悪感があるといったワーカホリズム(強迫的な過労)とは別物だということで、エンゲージメントは「楽しくて没頭」、ワーカホリズムは「追われて止まれない」です。
気をつけること
人生満足とr=.38、健康とr=.37という関連はメタ分析の数字ですが、大半は横断・観察研究なので、「幸せで元気な人ほど仕事にも没頭しやすい」という逆方向や、性格などの第三の要因の可能性は残ります。効果の大きさは中程度で、職場要因としてはかなり頑健な部類ですが、万能ではありません。没頭が高じて休めなくなるとワーカホリズムに転じ、むしろ消耗につながるので、「夢中になれる」と「止まれない」の境目には気をつけたいところです。疲れが抜けない・気分の落ち込みが続くときは、エンゲージメントの問題ではなく専門家に相談するサインかもしれません。
最初の一歩
今日の仕事のなかで「ここは自分で決めていい」と思える小さな部分をひとつ探してみてください。それが見つからないなら、上司に「ここは自分のやり方で試していいですか」と聞いてみるのが最初の一歩です。
主要な研究
- The measurement of engagement and burnout(Schaufeli et al., 2002)/Work engagement: A meta-analysis using the Job Demands-Resources Model(Mazzetti et al., 2023)
メモ:ワーカホリズム(強迫的過労)と区別する
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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