職業性ストレスと抑うつの関係における職場のソーシャルサポートの緩衝効果の検討
Buffering Effect of Social Support in the Workplace on Job Strain and Depressive Symptoms
小松 優紀、甲斐 裕子、永松 俊哉、志和 忠志、須山 靖男、杉本 正子(2010)産業衛生学雑誌, 52(3), 140
仕事のコントロールが低い状況では、上司のサポートが職業性ストレスに関連する抑うつを和らげる可能性を示した。
要旨根拠:抄録
職業性ストレスと抑うつの関係において、職場のソーシャルサポート(=上司や同僚からの支え)が悪影響を和らげる緩衝効果を持つかを検証した横断研究である。精密機器製造工場に勤める40歳以上の男性712名に無記名の質問紙調査を行い、仕事の要求度、仕事のコントロール(=仕事の進め方を自分で決められる程度)、上司と同僚のサポートをJCQで、抑うつをCES-Dで測った。抑うつ傾向者は全体の23.2%であった。仕事の要求度が高いほど、またコントロールや上司・同僚のサポートが低いほど抑うつ得点は高かった。階層的重回帰分析では、仕事のコントロールと上司のサポートの間に有意な交互作用がみられ、コントロールが低い状況でのみ上司のサポートの低い群で抑うつが高かった。上司による支えは、裁量の乏しさに伴う抑うつを緩衝する可能性が示唆された。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤職場のソーシャルサポートとストレスの関連はJ022 島津(2010)の職業性ストレスとワーク・エンゲイジメント研究とも関連する
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
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- 論文ページ
- https://doi.org/10.1539/sangyoeisei.B9012
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- 10.1539/sangyoeisei.B9012
文献表記(日本心理学会式)
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- 1.2(J-STAGE)
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- 著名度スコア上位(概念・年代枠内)
被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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