幸福↑ 幸せを高める 確度B大規模研究・複数の研究が一致
同僚サポート
同僚からの道具的・情緒的支援
同僚の支えは、上司の支えとは別に、仕事の満足と気分を底上げします
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
○正人生満足と正(推定)
感情のバランス(PANAS)
○正PA正・NA負
- ほかの幸福度指標
- 職務満足・OCB 正
- なぜ効くのか
- ストレス緩衝・所属欲求充足
- 幸せの4因子
- ありがとう ありがとう
こうすると更に効く
同僚からの道具的(手伝う・情報をくれる)および情緒的(気にかけてくれる)支援は、職務満足や組織市民行動(自発的な助け合い)と正の関連があり、上司の支援とは独立の効果を持ちます(Chiaburu & Harrison, 2008)。仕組みはストレスの緩衝と所属欲求の充足なので、効かせ方は「受ける」だけでなく「与える」側に回ることで、助け合いの互恵関係が生まれると効果が安定します。雑談や昼食など仕事以外の小さな接点が、いざというときの支援を引き出しやすくします。リモートが多い職場では支援が自然発生しにくいので、短い雑談時間や相談しやすいチャンネルを意図的に設けると効きます。
気をつけること
メタ分析の多くは横断の自己報告で、「満足している人ほど同僚の支援を感じやすい」という逆方向や、本人の社交性という第三の要因の可能性があります。人生満足への効果は推定で、確かめられているのは主に職務満足などの態度です。支援が義務化・監視的になると負担になりますし、助けを求めることが「できない人」と見られる職場文化では機能しにくい点があります。職場で孤立感が強く、気分の落ち込みが続くときは、職場内の支援にこだわらず専門家に相談してください。
最初の一歩
今週、同僚一人に「何か手伝えることある?」と聞いてみてください。あるいは自分が一つ小さなことを頼んでみる、どちらでもよく、互恵のきっかけを作るのが最初の一歩です。
主要な研究
- Do peers make the place? Meta-analysis of coworker effects(Chiaburu & Harrison, 2008)
メモ:上司支援(既収載)と区別
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「職場の人間関係・風土」の項目
幸福↑ B 職場の心理的安全性 「言っても大丈夫」と思えるチームでは、人は学び、挑戦し、元気に働けます 幸福↑ C ケアリング風土(caring climate) 「気にかけてもらえる職場」は、後の落ち込みを減らすかもしれない 幸福↑ C 承認・称賛(recognition) 「ちゃんと見てもらえている」感覚が、頑張りを報いる 幸福↑ A 職場のインクルージョン/多様性風土 「自分らしくいられて、発言できる」職場は満足が高い 幸福↑ A 職場の友人(workplace friendship) 職場の「友だち」は、ウェルビーイング経由で会社への愛着も育てる 幸福↑ A 組織市民行動(OCB) 同僚を助ける人は幸せだが、順番は「幸せだから助ける」のほうが大きい 幸福↓ B オープンオフィス/職場の騒音 仕切りのないオフィスは、職務満足を下げて病欠を増やしがち 幸福↑ B 職場の自然・緑(バイオフィリック・オフィス) 職場の緑は、室内の植物より「外に出られること」が効く
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 主要研究職業性ストレスと抑うつの関係における職場のソーシャルサポートの緩衝効果の検討小松(2010)・仕事のコントロールが低い状況では、上司のサポートが職業性ストレスに関連する抑うつを和らげる可能性を示した。
- 主要研究職務ストレッサーとメンタルヘルスへのソーシャルサポートの効果小牧(1994)・女性従業員では先輩からのサポートが上司や同僚のサポート以上に職務ストレスによる抑うつを和らげることを示した。
- 発達マップ仕事の楽しさ5つの発達段階で比べた表・人生の歩み
- 発達マップ従業員の位置づけ5つの発達段階で比べた表・サーベイ・診断とWBC組織版の読み方
- 名言集「働く」とは「はた(傍)を楽にすること」日本で語られる通俗語源
- 思想マップ悩み相談:部下や後輩に、きつく当たってしまう(パワハラをしている側)仕事・まず読むなら 仏教(上座部)/ストア派/儒教(原始)
- 禅語百選和顔愛語和やかな顔と、慈しみのある言葉。何も持たなくても、誰にでもできる最も身近な布施。
- 調査・報告書仕事と幸福(世界幸福度報告2017 第6章)仕事があること、仕事の種類、職場の特徴が幸福とどう関係するかを世界のデータで調べた章。
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →