自己決定理論に基づく動機づけと自己効力感からみたキャリア探索
Career exploration as related to self-efficacy and the motivation based on self-determination theory
吉崎 聡子、平岡 恭一(2015)心理学研究, 86(1), 55–61
キャリア探索は、自己効力感と、自己決定度の高い外発的動機づけによって予測されることを示した。
要旨根拠:抄録
大学生のキャリア探索(=進路について情報を集め、自分を見つめる行動)を促す要因を、社会的認知的キャリア理論と自己決定理論(=自律的な動機づけほど望ましいとする理論)から検討した。大学2年生と4年生に、キャリア探索、進路決定自己効力感、結果期待、キャリア動機づけを尋ねる質問紙調査を行い、正準相関分析(=複数の変数群どうしの関係をまとめて見る分析)を用いた。これらの予測変数をあわせると、キャリア探索のばらつきの大きな部分が説明された。動機づけの下位因子のうち、キャリア探索と有意に関連したのは「統合的・同一化的調整」(=価値を自分のものとして取り入れた外発的動機づけ)のみであった。自己効力感を高め、自律的な動機づけを育む進路支援の重要性が示唆される。
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