キャリア適応力(career adaptability)
キャリア課題に対処する心理社会的資源(関心・統制・好奇心・自信)
幸せへの効果の大きさ
人生満足と正(推定)
PA正
- ほかの幸福度指標
- 職務満足・エンゲージ・雇用可能性 正
- なぜ効くのか
- 自己調整資源→適応結果
- 幸せの4因子
- やってみようなんとかなる やってみよう/なんとかなる
こうすると更に効く
キャリア適応力(キャリアの変化に対処する心理社会的資源で、関心・統制・好奇心・自信の4つ)は、職務満足・エンゲージメント・雇用可能性と正の関連があります(Rudolph, Lavigne & Zacher, 2017)。仕組みは自己調整資源(自分で考え、備え、動く力)が適応結果につながることで、4つはそれぞれ鍛えられます。関心は「3年後の自分」を定期的に考える、統制は小さなキャリアの決定を自分で下す、好奇心は隣の職種や業界を覗いてみる、自信は小さな挑戦の成功体験を積む、といった具合です。心理的資本(既収載)と近縁ですが、キャリア文脈に特化しているので、転職・異動・学び直しの前に特に効きます。
気をつけること
メタ分析の多くは横断の自己報告で、「うまくいっている人ほど適応力が高いと感じる」という逆方向や、性格や学歴という第三の要因の可能性があります。人生満足への効果は推定で、確かめられているのは主に職務満足や雇用可能性です。適応力を個人の責任にしすぎると、不安定な雇用環境を「本人の適応不足」と片づける危険があり、環境側の問題も同時に見る必要があります。キャリアの不安が強く眠れない・動けない状態が続くなら、専門家やキャリア相談の窓口に相談してください。
最初の一歩
今週、「3年後にこうなっていたい」を一行だけ書いてみてください。それに向けて、隣の職種の人に話を聞く・小さな学びを始めるなど、4つのうちどれか一つを動かすのが最初の一歩です。
主要な研究
- Career adaptability: A meta-analysis(Rudolph, Lavigne & Zacher, 2017)
メモ:心理的資本(既収載)と近縁だが区別可
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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