世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ B08 楽観・希望・レジリエンス ・ W0229
主要400 なんとかなる 実証

IQと自我レジリエンス:概念的・実証的なつながりと区別

IQ and ego-resiliency: conceptual and empirical connections and separateness.

J. Block, Adam M. Kremen(1996)Journal of Personality and Social Psychology, 70(2), 349–361

ひとことで
知能と自我レジリエンス

自我レジリエンスが高い人は対人関係に強く、IQが高いだけの人は構造化された仕事に強いという違いを示した。

要旨根拠:抄録

知能と自我レジリエンス(=状況に応じて自己統制を柔軟に調整する性格特性)という2つの構成概念の関係と違いを論じた研究である。知能はウェクスラー成人知能検査(WAIS-R)で、自我レジリエンスは質問紙尺度で測定した。互いの影響を取り除いた残差得点として「純粋な知能」と「純粋な自我レジリエンス」を算出し、観察者評定によるカリフォルニアQソートの各項目との相関を調べた。自我レジリエンスが相対的に高い人は、曖昧な対人関係の世界で有能かつ快適に振る舞う傾向があった。一方、主にIQで特徴づけられる人は構造化された仕事では有能だが、感情に不安を抱えやすく満足のいく人間関係を築きにくい傾向があった。両者の関係や適応上の意味には性差があることも示された。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0057 Rutter(1987)とW0211 Masten(1990)のレジリエンス研究に、Block自身の自我レジリエンス概念を接続した
  • 後続・発展W0092 Tugade(2004)がレジリエントな人はポジティブ感情で回復することを示し、W0180 Windle(2011)がレジリエンス尺度を比較検討し、W0488 Hu(2015)が特性レジリエンスと精神的健康の関連をメタ分析した
  • 日本語版・翻訳J003 平野(2010)とJ040 平野(2011)が日本で二次元レジリエンス要因尺度を開発・検証した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 2本

後続研究(この論文を引用している) 15本

ほか 3 件

読む・引用する

論文ページ
https://doi.org/10.1037//0022-3514.70.2.349
無料で読めるか
× 有料(非OA)
DOI
10.1037//0022-3514.70.2.349

文献表記(APA第7版)

Block, J. H., & Kremen, A. M. (1996). IQ and ego-resiliency: conceptual and empirical connections and separateness. Journal of Personality and Social Psychology, 70(2), 349–361. https://doi.org/10.1037//0022-3514.70.2.349

影響力の指標

著名度スコア
83.8 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 2,416(うち影響引用 228)・ OpenAlex 1,637
年あたり被引用
77.9
FWCI
11.9(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 1.2%
分野(OpenAlex)
Resilience and Mental Health
主要400の選定
著名度スコア上位(概念・年代枠内)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの

内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →

あわせて読む 世界の最新ウェルビーイング研究 → こちらは定番の古典と著名論文。あちらは、AIが毎日集める最新の論文データベース。土台と最前線を行き来できます。
話題・一言でいうと・要旨・分類・関係メモは、論文の抄録をもとにAI(Claude)が作成し、はぴテックが確認したものです。本文まで読んで書いたものではないため、数値や結論の詳細は原著でご確認ください。被引用数は Semantic Scholar・OpenAlex・J-STAGE・Crossref の値で、順位の目安です。 出典として「はぴテック『世界の主要ウェルビーイング研究一覧』」を明記のうえ、ご自由にお使いください。 世界の主要ウェルビーイング研究一覧(Excel・世界1,782・日本576) / 系譜図 / 2026-10-07 版(v1.0)
データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
© 株式会社はぴテック