世界の主要ウェルビーイング研究

主要400 ありのままに レビュー

脅威下における社会的比較活動:下方評価と上方接触

Social comparison activity under threat: downward evaluation and upward contacts.

Shelley E. Taylor, M. Lobel(1989)Psychology Review, 96(4), 569–575

ひとことで
脅威下の社会的比較

脅威下の人は自分より恵まれない人と比べて自尊感情を守り、恵まれた人からは情報や希望を得ることを示した。

要旨根拠:抄録

社会的比較(=自分を他者と比べること)には、他者と一緒にいたい欲求、他者の情報を得たい欲求、他者と比べて自己を評価する行為が含まれ、これまで互いに交換可能なものとして扱われてきた。テイラーとロベルは、がん患者など脅威にさらされた集団の研究を整理し、これらの比較活動が分かれることを示した。すなわち、自己評価は自分より不運な人を対象に行われる(下方評価)一方で、情報や交流は自分より恵まれた人に求められる(上方接触)。前者は自尊感情を回復させ、後者は状況を改善する手がかりを与えると同時に動機づけと希望を高めるという、異なる欲求を満たすためである。社会的比較の概念、測定、理論への含意が論じられている。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0290 Wills(1981)の下方比較理論に依拠し、脅威下では評価は下方、接触は上方に向かうことを示した
  • 後続・発展W1298 Lyubomirsky(1997)が幸福な人の比較の仕方を、W0305 Vogel(2014)がSNS上の社会的比較と自尊感情を検証した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 1本

後続研究(この論文を引用している) 6本

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論文ページ
https://doi.org/10.1037/0033-295X.96.4.569
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DOI
10.1037/0033-295X.96.4.569

文献表記(APA第7版)

Taylor, S. E., & Lobel, M. (1989). Social comparison activity under threat: downward evaluation and upward contacts. Psychology Review, 96(4), 569–575. https://doi.org/10.1037/0033-295x.96.4.569

影響力の指標

著名度スコア
60.3 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 1,305(うち影響引用 46)・ OpenAlex 1,283
年あたり被引用
34.3
FWCI
61.4(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
Social and Intergroup Psychology
主要400の選定
著名度スコア上位(概念・年代枠内)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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