立ち上がって前へ:スウェーデンの縦断研究にみるCOVID-19パンデミック中の高齢者のウェルビーイング
Up and About: Older Adults’ Well-being During the COVID-19 Pandemic in a Swedish Longitudinal Study
Marie Kivi, I. Hansson, Pär Bjälkebring(2020)The journals of gerontology. Series B, Psychological sciences and social sciences, 76(2), e4–e9
スウェーデンの高齢者の幸福感はコロナ流行初期にも安定または向上していたことを縦断データで示した。
要旨根拠:抄録
本研究は、新型コロナ流行初期の影響として、心配・リスク認知・社会的距離の水準、ウェルビーイングの経年変化、それらとウェルビーイングの関係を検討した。スウェーデン高齢者調査の65〜71歳の部分標本1,071人について、2015〜2020年の5年間の生活満足度、経済的満足度、主観的健康、孤独感の年次変化を分析し、2020年3月26日〜4月2日の調査でコロナへの心配、リスク認知、社会的距離も測定した。コロナについては44.9%が健康、69.5%が社会的影響、25.1%が経済的影響を心配し、71.2%が高い水準の社会的距離をとっていた。それにもかかわらず、2020年のウェルビーイングは例年と比べて安定(生活満足度、孤独感)または向上(主観的健康、経済的満足度)していた。健康や経済への心配が強い人はすべての指標で低かった一方、社会全体を心配し距離を多くとる人ほどウェルビーイングが高く、高齢者のレジリエンスと個人差の両方を示唆する。
研究のつながり
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