世界の論文 ・ A09 測定・尺度 ・ W0005
主要400 幸せそのもの 尺度開発
人生満足度尺度(Satisfaction With Life Scale)
The Satisfaction With Life Scale.
E. Diener, Robert A Emmons, R. Larsen et al.(1985)Journal of Personality Assessment, 49(1), 71–75
ひとことで
SWLS尺度の開発
人生全体への満足度を測る短い尺度SWLSを開発し、高い内的一貫性と時間的安定性を持つことを示した。
要旨根拠:抄録
主観的幸福感(=本人が自分の人生をどう感じ、どう評価しているか)には感情面と認知的評価の面があるが、人生全体への満足という判断を単独で測る良い尺度は乏しかった。そこで本論文は、全体的な人生満足度だけに焦点を絞った尺度SWLSを開発し、その妥当性を検証した。SWLSはポジティブ感情や孤独感といった隣接概念を含まないよう設計された。分析の結果、高い内的一貫性(=項目どうしが同じものを測っていること)と高い再検査信頼性が確認され、他の主観的幸福感の指標とは中程度から高い相関を、特定の性格特性とは予測どおりの相関を示した。幅広い年齢層に使える簡便な尺度として、その後の幸福研究の標準的な測定具となった。
関係メモ——この研究のその後
- 後続・発展W0386 Pavot(1991)とW0062 Pavot & Diener(1993)が信頼性・妥当性の証拠を総括し、W0149 Pavot & Diener(2008)が20年の使用実績をレビュー、W1161 Pavot(1998)が過去・現在・未来の時間軸版を作成した
- 先行・基盤W0016 Diener(1984)の主観的幸福感の枠組み
- 日本語版・翻訳一覧外:角野(1994)の日本語版SWLS
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
この論文が出てくる研究の系譜
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 4本
- W0016 主観的幸福感 Diener(1984) Psychological bulletin 主要400 被引用 14,738
- W0722 生活の質の全体的評価としての自己申告された幸福 Shin(1978) Social Indicators Research 主要400 被引用 1,439
- W0441 生活満足度の測定 Neugarten(1961) Journal of Gerontology 被引用 2,619
- W0564 フィラデルフィア老年医学センター・モラール・スケール:改訂 Lawton(1975) Journal of Gerontology 被引用 1,541
後続研究(この論文を引用している) 15本
- W0015 二つの感情調整プロセスの個人差:感情、対人関係、ウェルビーイングへの含意 Gross(2003) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 11,790
- W0016 主観的幸福感 Diener(1984) Psychological bulletin 主要400 被引用 14,738
- W0043 新しいウェルビーイング尺度:フラリッシングとポジティブ・ネガティブな感情を測る短縮尺度 Diener(2010) Social Indicators Research 主要400 被引用 4,673
- W0049 人生の意味尺度(MLQ):人生の意味の存在と探求の測定 Steger(2006) Journal of Counseling Psychology 主要400 被引用 4,717
- W0053 ワーウィック・エジンバラ精神的ウェルビーイング尺度(WEMWBS):開発と英国での妥当性検証 Tennant(2007) Health and Quality of Life Outcomes 主要400 被引用 4,427
- W0062 人生満足度尺度(SWLS)のレビュー Pavot(1993) Psychological Assessment 主要400 被引用 5,550
- W0068 マインドフルネス:理論的基礎とその有益な効果のエビデンス Brown(2007) Psychological Inquiry 主要400 被引用 3,774
- W0072 主観的幸福の尺度:信頼性と構成概念妥当性の予備的検証 Lyubomirsky(1999) Social Indicators Research 主要400 被引用 4,087
- W0085 何が私たちを幸せにするのか、本当に分かっているのか:主観的幸福感に関連する要因についての経済学文献のレビュー Dolan(2008) Journal of Economic Psychology 主要400 被引用 3,172
- W0095 恵みを数えるか重荷を数えるか:日常生活における感謝と主観的幸福感の実験的検討 Emmons(2003) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 3,378
- W0113 4つの文化における基本的心理欲求の充足・欲求不満・欲求の強さ Chen(2015) Motivation and Emotion 主要400 被引用 2,302
- W0141 マインドフル・セルフ・コンパッション・プログラムのパイロット研究とランダム化比較試験 Neff(2013) Journal of Clinical Psychology 主要400 被引用 2,240
ほか 3 件
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- 10.1207/S15327752JPA4901_13
文献表記(APA第7版)
Diener, E., Emmons, R. A., Larsen, R. J., & Griffin, S. (1985). The Satisfaction With Life Scale. Journal of Personality Assessment, 49(1), 71–75. https://doi.org/10.1207/s15327752jpa4901_13
影響力の指標
- 著名度スコア
- 99.7 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 31,990(うち影響引用 2,930)・ OpenAlex 31,525
- 年あたり被引用
- 761.7
- FWCI
- 12.0(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 1.1%
- 分野(OpenAlex)
- Psychological Well-being and Life Satisfaction
- 主要400の選定
- 専門家判断(古典・定番)
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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