重度重複障害のある人の幸福指標を高める:プログラムの追試と構成要素分析
INCREASING INDICES OF HAPPINESS AMONG PEOPLE WITH PROFOUND MULTIPLE DISABILITIES: A PROGRAM REPLICATION AND COMPONENT ANALYSIS
C. W. Green, Shirley M. Gardner, D. H. Reid(1997)Journal of Applied Behavior Analysis, 30(2), 217–228
選好アセスメントで選んだ刺激を提示すると、職員の意見で選んだ刺激より重度障害者の幸福指標が安定して高まることを示した。
要旨根拠:抄録
言葉で気持ちを表せない重度重複障害のある人の幸せを、観察可能な幸福指標(=笑顔や発声などの行動)で捉え、高める方法を検討した研究である。先行プログラムを成人3名で追試し、好みの刺激を提示し、幸福指標が出ないと取り下げる手続きを用いた。その結果、3名全員で幸福指標が増加した。構成要素分析では、系統的な選好アセスメント(=実際に刺激を提示して反応を測る好み調べ)で選んだ刺激の方が、職員の意見で選んだ刺激より一貫して幸福指標を高めた。評定者の主観的印象も観察された幸福指標と一致し、定義の社会的妥当性が支持された。日常生活の中で幸せや生活の質を高める実践への示唆が論じられている。
研究のつながり
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