ポジティブ心理学介入(総体)
感謝・強み・親切等の介入パッケージ
幸せへの効果の大きさ
正:well-beingにd≈.2〜.4(SWB d=.34/PWB d=.20、質の高い試験では小さめ。419RCTの統合でも効果は中程度が上限)
PA上昇・抑うつ低減
- ほかの幸福度指標
- 多成分プログラムほど効果が持続しやすい
- なぜ効くのか
- 複数経路の併用が単一技法の頭打ちを補う
こうすると更に効く
感謝・強み・親切などを組み合わせたポジティブ心理学介入は、メタ分析で主観的well-beingにd=.34程度、心理的well-beingにd=.20程度の効果が示されています(Bolier et al., 2013)。仕組みは、複数の経路を併用することで単一技法の頭打ちを補うこと。実際、多成分のプログラムほど効果が持続しやすく、マインドフルネス系や多要素の介入が最も有効だったとされます(van Agteren et al., 2021)。コツは1つの技法に固執せず、感謝(ありがとう)、強み(やってみよう)、楽観(なんとかなる)、マインドフルネス(ありのままに)を数週間ずつ試して自分に合う組み合わせを見つけることでしょう。
気をつけること
確度はAですが、質の高い試験ほど効果は小さめで、419のRCTを統合しても中程度が上限です(Carr et al., 2021)。効果量は『人生が一変する』ではなく『少し上向く』レベルと理解してください。待機群との比較では大きく見えて、何かをしている対照群と比べると縮む点も要注意。重い抑うつのある人には介入だけでなく治療が優先で、つらさが続くときは専門家へ。
最初の一歩
今週は『3つの良いこと』、来週は『強みを新しい形で使う』、その次は『親切』と、週替わりで1つずつ試してみてください。合うものだけ残せば、自分用のパッケージになります。
主要な研究
- Positive psychology interventions: A meta-analysis of randomized controlled studies(Bolier et al., 2013)/Effectiveness of positive psychology interventions(Carr et al., 2021)/A systematic review and meta-analysis of psychological interventions to improve mental wellbeing(van Agteren et al., 2021, Nature Human Behaviour)
メモ:研修設計のエビデンス基盤としてこの2本を軸に。旧記載d=.3〜.5はBolier原典(SWB d=.34)より上限過大のためd≈.2〜.4に修正。マインドフルネス系・多要素PPIが最も有効(van Agteren 2021)。続報Carr et al.(2023)メガ分析あり
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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