日本語版Short Grit (Grit-S)尺度の作成
Development of the Japanese Short Grit Scale (Grit-S)
西川 一二、奥上 紫緒里、雨宮 俊彦(2015)パーソナリティ研究, 24(2), 167–169
長期目標への粘り強さと情熱を測るGrit-Sの日本語版を作成し、原版と同じ2因子構造を確認した。
要旨根拠:抄録
グリット(=長期的な目標に向けた粘り強さと情熱)は、欧米の研究で将来の達成や成功に寄与する性格特性であることが示されている。本研究は、DuckworthとQuinn(2009)の短縮版グリット尺度(Grit-S)を日本語に翻訳し、大学生1043名に実施した。探索的・確認的因子分析の結果、原版と基本的に同じ2因子構造が十分な適合度で示され、「根気」と「一貫性」と名づけられた。各下位尺度は十分な内的一貫性をもっていた。気分の尺度(POMS)、セルフコントロール、Big Fiveとの相関から、基本的な妥当性が確認された。目標に向かってやり抜く力と、やりがいや幸福感との関係を日本で調べるための基盤となる尺度である。
関係メモ——この研究のその後
- 日本語版・翻訳一覧外:Duckworth & Quinn (2009)のGrit-Sの日本語版である
- 後続・発展J017 竹橋(2019)がオリジナル版グリット尺度の日本語版を作成し、J176 雨宮(2021)がスポーツ競技者でグリットとバーンアウトの曲線関係を検討した
- 論争一覧外:Credé, Tynan & Harms (2017)のメタ分析は、グリットが誠実性と大きく重なり成果の予測力も控えめだと指摘している
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
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- https://doi.org/10.2132/personality.24.167
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- DOI
- 10.2132/personality.24.167
文献表記(日本心理学会式)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 98.1 / 100 スコアとは
- 被引用数
- J-STAGE 58 ・ Crossref 53 ・ Semantic Scholar 42 ・ OpenAlex 65
- 年あたり被引用
- 4.8(J-STAGE)
- 主要100の選定
- 概念枠(B03 強み・美徳の上位1)
被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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