世界の主要ウェルビーイング研究

日本の論文 ・ B10 自尊感情・自己受容・自己肯定 ・ J013
主要100 ありのままに メタ分析 対象:日本人 無料で読める

自尊感情平均値に及ぼす年齢と調査年の影響

Age and Survey-Year Effects on Self-Esteem in Japan :

小塩 真司、岡田 涼、茂垣 まどか、並川 努、脇田 貴文(2014)教育心理学研究, 62(4), 273–282

ひとことで
日本人の自尊感情の年代変化

日本の256研究の時間横断的メタ分析で、自尊感情は中高生で低く、近年ほど低下していることを示した。

要旨根拠:抄録

Rosenbergの自尊感情尺度は日本でも数多くの研究で使われてきたが、その平均値が対象者の年齢や調査年によってどう異なるかは十分に検討されていなかった。本研究は、1980年から2013年に日本の査読誌に掲載された256研究(総計48927名)を対象に、時間横断的メタ分析(=異なる年に行われた研究の平均値を並べて時代による変化をみる手法)を行った。重回帰分析の結果、年齢段階と調査年の両方が自尊感情の平均値に影響していた。大学生と比べて中高生は平均値が低く、成人以降は高かった。調査年の効果は年齢層によって異なり、中高生と成人では最近の調査ほど直線的に低下し、大学生では曲線的に変化して近年は低下していた。日本の若者の自己肯定感の低さと時代的な変化を示した重要な知見である。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤主にJ001 山本(1982)の自尊感情尺度日本語版による国内研究を統合している
  • 後続・発展J081 岡田(2015)が同じ手法で自尊感情の性差をメタ分析し、J240 福留(2017)が中学生の自尊感情の構造を検討した
  • 論争米国で自尊感情の上昇を示した一覧外:Twenge & Campbell (2001)とは逆向きの時代変化を示した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

この論文が出てくる研究の系譜

研究のつながり

この一覧(日本 576本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。日本語論文は参照データが薄く、空欄でも引用していないとは限りません。

先行研究(この論文が引用している)

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後続研究(この論文を引用している) 1本

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論文ページ
https://doi.org/10.5926/jjep.62.273
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DOI
10.5926/jjep.62.273

文献表記(日本心理学会式)

小塩 真司・岡田 涼・茂垣 まどか・並川 努・脇田 貴文 (2014). 自尊感情平均値に及ぼす年齢と調査年の影響. 教育心理学研究, 62(4), 273–282. https://doi.org/10.5926/jjep.62.273

影響力の指標

著名度スコア
97.5 / 100 スコアとは
被引用数
J-STAGE 59 ・ Crossref 31 ・ Semantic Scholar 34 ・ OpenAlex 35
年あたり被引用
4.5(J-STAGE)
主要100の選定
専門家判断(定番・古典)

被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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