世界の主要ウェルビーイング研究

日本の論文 ・ B11 本来感・自律性・自己一致 ・ J012
主要100 ありのままに 尺度開発 対象:大学生 無料で読める

自分らしくある感覚 (本来感) と自尊感情がwell-beingに及ぼす影響の検討

Sense of Authenticity, Self-Esteem, and Subjective and Psychological Well-Being

伊藤 正哉、小玉 正博(2005)教育心理学研究, 53(1), 74–85

ひとことで
本来感と自尊感情とWB

本来感尺度を作成し、本来感と自尊感情がそれぞれ同程度に主観的・心理的ウェルビーイングを高めることを示した。

要旨根拠:抄録

本来感(=自分が自分らしくある、本当の自分でいられるという感覚)は、自尊感情と並んで心の健康を支えると考えられるが、実証的な検討は少なかった。本研究では、自由記述調査から項目を作成し、大学生335名の因子分析により7項目の本来感尺度を構成して、信頼性と一部の妥当性を確認した。共分散構造分析(=複数の変数の因果関係をまとめて検証する統計手法)の結果、本来感と自尊感情の両方が、主観的幸福感と心理的ウェルビーイングに同程度の促進的な影響を与えていた。下位因子ごとにみると、抑うつと人生の目的には両方が、不安・人格的成長・他者との積極的関係には本来感のみが、人生満足には自尊感情のみが影響していた。さらに自律性に対して本来感は正、自尊感情は負の影響を示した。自分らしくいられることが、自己評価の高さとは別の形で幸福を支えることを示した研究である。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤J021 西田(2000)の心理的well-being尺度とJ031 小塩(1998)の自尊感情研究に依拠している
  • 後続・発展J068 伊藤(2006)、J283 伊藤(2011)が自尊感情の様態の整理へ広げ、J504 江田(2009)、J555 富井(2025)が本来感と随伴性自尊感情を対比する研究に用いた

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

この論文が出てくる研究の系譜

研究のつながり

この一覧(日本 576本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。日本語論文は参照データが薄く、空欄でも引用していないとは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 2本

後続研究(この論文を引用している) 5本

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論文ページ
https://doi.org/10.5926/jjep1953.53.1_74
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DOI
10.5926/jjep1953.53.1_74

文献表記(日本心理学会式)

伊藤 正哉・小玉 正博 (2005). 自分らしくある感覚 (本来感) と自尊感情がwell-beingに及ぼす影響の検討. 教育心理学研究, 53(1), 74–85. https://doi.org/10.5926/jjep1953.53.1_74

影響力の指標

著名度スコア
97.7 / 100 スコアとは
被引用数
J-STAGE 66 ・ Crossref 48 ・ Semantic Scholar 35 ・ OpenAlex 58
年あたり被引用
3(J-STAGE)
主要100の選定
専門家判断(定番・古典)

被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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