バーンアウト傾向の職種比較──仕事への情熱に着目して──
Job burnout: Focusing on occupational differences of enthusiasm for job
井川 純一、中西 大輔、志和 資朗(2013)心理学研究, 84(4), 386–395
精神科病院の職種によってバーンアウト傾向が異なり、過去の仕事への情熱がバーンアウトの直接の原因ではないことを示した。
要旨根拠:抄録
バーンアウト(=仕事への過剰な関与の末に心身が消耗する状態)は、仕事に情熱を持っていた人が陥るという前提で語られることが多い。本研究は、精神科病院の職種によるバーンアウトの特徴の違いと、この前提の妥当性を検討した。精神科病院の職員781名に、日本版バーンアウト尺度と、過去の仕事への情熱を測る尺度を実施した。その結果、精神保健福祉士、看護助手、看護師はバーンアウト傾向が高く、医師、作業療法士、薬剤師は低かった。過去の情熱と現在のバーンアウト傾向を高低で分けてクロス集計すると、「情熱が低くバーンアウトが高い」「情熱が高くバーンアウトが低い」という前提と逆の組み合わせが多かった。仕事への情熱はバーンアウトの直接的な要因ではなく、職種ごとの特性に応じた対策が必要と示唆される。
研究のつながり
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先行研究(この論文が引用している) 2本
- J049 看護師の職業・組織コミットメントと専門職者行動,バーンアウトとの関連性 澤田(2009) 心理学研究 主要100 被引用 29
- J406 看護者のバーンアウトと5因子性格特性との関連 福島(2004) パーソナリティ研究 被引用 7
後続研究(この論文を引用している)
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