中学生における基本的心理欲求とスクール・モラールとの関連
Relationship between Basic Psychological Needs and School Morale in Junior High School Students: Development of the Basic Psychological Needs Scale for School Life
西村 多久磨、櫻井 茂男(2015)パーソナリティ研究, 24(2), 124–136
学校生活での基本的心理欲求充足尺度を作成し、自律性と関係性は友人関係、有能感は学業活動と強く関連することを示した。
要旨根拠:抄録
自己決定理論(=人は自律性・有能感・関係性の3つの基本的心理欲求が満たされると意欲的で健やかになるとする理論)に基づく研究である。本研究は、学校場面でこれらの欲求がどの程度満たされているかを測る尺度を中学生向けに作成した。研究1で尺度を作成し、信頼性と妥当性を確認した。研究2では重回帰分析により、各欲求の充足とスクール・モラール(=学校生活の各領域への意欲や満足)との関連を検討した。その結果、自律性と関係性は友人関係と、有能感は学業活動と特に強く関連した。学校での充実感を高めるには、活動領域ごとに異なる欲求への支援が有効であることが示唆される。
研究のつながり
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