子ども用楽観・悲観性尺度の作成および信頼性・妥当性の検討
Development of the Japanese Optimism and Pessimism Scale for Children and Examination of its Reliability and Validity
外山 美樹(2016)教育心理学研究, 64(3), 317–326
楽観性と悲観性を独立に測る子ども用尺度を作成し、楽観性は接近型コーピングを介して学校適応につながることを示した。
要旨根拠:抄録
本研究は、楽観性と悲観性を独立に測定できる子ども用楽観・悲観性尺度を新たに作成し、信頼性と妥当性を検討することを目的とした。研究1では、楽観性と悲観性の2下位尺度からなる10項目の尺度が作成され、内的一貫性と時間的安定性、構造的・外的な妥当性の一部が確認された。研究2では、ストレスフルな出来事の後、楽観性が高い子どもはサポート希求や問題解決といった接近型のコーピング(=ストレスへの対処)を用い、それを介して学校適応につながりやすかった。一方、悲観性が高い子どもは行動的回避を用い、学校不適応や精神的不健康につながりやすかった。楽観性と悲観性がそれぞれ独自の役割を担うことを示し、子どもの前向きさを捉える道具を提供した研究である。
関係メモ——この研究のその後
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研究のつながり
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