楽観性
将来に良い結果を期待する傾向
幸せへの効果の大きさ
強い正:人生満足と中〜強程度の正の関連(メタ分析)
PA高・NA低と一貫(Alarcon et al., 2013メタ分析。構成概念はScheier & Carver, 1985)
- ほかの幸福度指標
- 心血管イベントRR=0.65・全死因死亡RR=0.86(10研究・N=20.9万のメタ分析)Rozanski et al.(2019)
- なぜ効くのか
- 良い期待→接近型コーピングと粘り→良い結果の循環
- 幸せの4因子
- なんとかなる 「なんとかなる」の中核
こうすると更に効く
楽観性(将来に良い結果を期待する傾向)は、良い期待が接近型のコーピング(問題に向かう対処)と粘りを生み、それが実際の良い結果につながる循環で幸せに効きます(Scheier & Carver, 1985)。コツは根拠のある楽観にすることで、「なんとかなる」の裏に「こうすればなんとかなる」を1つ持っておくと暴走しません。悪い結果も一度想定したうえで良い結果に賭ける、という順番が現実的です。Alarcon et al.(2013)のメタ分析では人生満足と中〜強程度の正の関連、ポジティブ感情高・ネガティブ感情低と一貫した関連が示されています。
気をつけること
相関研究が中心で、うまくいっている人ほど楽観的になるという逆方向もあります。人生満足との具体的な相関値は原文未確認のため範囲表現です。暴走形は根拠なき楽観で、準備不足やリスク軽視につながります。防衛的悲観(最悪を想定して備える)のほうが合う人もいるので、全員が楽観的になる必要はありません。心血管イベントや死亡率との関連(Rozanski et al., 2019)は観察研究です。
最初の一歩
今日の不安を1つ、「最悪」「最良」「最もありそう」の3つで書き分けてみる。最もありそうな結果が意外と悪くないと気づきます。
主要な研究
- Great expectations: A meta-analytic examination of optimism and hope(Alarcon et al., 2013)
メモ:人生満足との具体的r値はAlarcon et al.(2013)原文がペイウォールで未取得のため範囲表現。近縁メタとは整合。暴走形=根拠なき楽観
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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