注意制御,マインドフルネス,脱中心化が心配へ及ぼす影響
The Effect of Attentional Control, Mindfulness, and Decentering on Worrying
田中 圭介、神村 栄一、杉浦 義典(2013)パーソナリティ研究, 22(2), 108–116
注意の制御がマインドフルネス傾向と脱中心化を高めることで心配を和らげる、という作用過程を示した。
要旨根拠:抄録
マインドフルネス・トレーニングは全般性不安障害や心配への介入法として注目され、マインドフルネス傾向、脱中心化(=考えを事実ではなく心の出来事として距離をとって眺めること)、注意の制御を介して不安や抑うつに作用するとされるが、心配への作用過程は検討されていなかった。本研究は大学生376名に質問紙調査を行い、三つの変数が心配に及ぼす影響を共分散構造分析で検討した。その結果、注意の制御を出発点とするモデルが最も適合度が高かった。注意の制御は、マインドフルネス傾向と脱中心化を媒介して心配の緩和につながっていた。トレーニングでは注意の制御が高まることで体験との関わり方が改善し、心配が減るというプロセスが想定される。
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