世界の論文 ・ B08 楽観・希望・レジリエンス ・ W0670
なんとかなる レビュー
潜在的なトラウマに直面した際のレジリエンス
Resilience in the Face of Potential Trauma
G. Bonanno(2005)Current Directions in Psychological Science, 14(3), 135–138
ひとことで
トラウマとレジリエンスの多様性
トラウマ後に最も一般的な反応は安定した健康的な機能の維持であり、レジリエンスには多様な経路があることを示した。
要旨根拠:抄録
かつては、潜在的にトラウマとなる出来事にさらされた成人のレジリエンスは稀で、病的な人か例外的に健康な人にしか見られないと考えられていた。しかし近年の研究によれば、そうした出来事への最も一般的な反応は、比較的安定した健康的な機能と、ポジティブな感情や生産的な体験を保ち続ける力である。驚くべきことに、単一のレジリエントなタイプは存在せず、レジリエンスには多様で時に予想外の道筋があるとする。平常時には必ずしも適応的でない手段でレジリエンスが達成される場合もあり、例えば自己高揚バイアス(=自分を実際より良く見る傾向)を持つ人は社会的には不利を被りやすいが、極度の逆境ではレジリエントな結果を示す。今後の研究の方向性が議論されている。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 4本
- W0032 喪失、トラウマ、人間のレジリエンス:極めて過酷な出来事の後に生き抜く人間の力を過小評価してきたのではないか Bonanno(2008) American Psychologist 主要400 被引用 6,471
- W0057 心理社会的レジリエンスと保護メカニズム Rutter(1987) American Journal of Orthopsychiatry 主要400 被引用 6,628
- W0194 危機においてポジティブ感情は何の役に立つか:2001年9月11日の米国同時多発テロ後のレジリエンスと感情の前向き研究 Fredrickson(2003) Journal of Personality and Social Psychology 被引用 2,744
- W1150 災害後の心理的レジリエンス Bonanno(2006) Psychology Science 被引用 451
後続研究(この論文を引用している) 4本
- W0480 災害後の心理的レジリエンスを予測するものは何か:人口統計学的要因、資源、生活ストレスの役割 Bonanno(2007) Journal of Consulting and Clinical Psychology 被引用 1,324
- W0488 特性レジリエンスとメンタルヘルスのメタ分析 Hu(2015) Personality and Individual Differences 被引用 1,068
- W0765 年次リサーチレビュー:逆境へのポジティブな適応—最小影響型レジリエンスと出現型レジリエンスの軌跡 Bonanno(2012) Journal of Child Psychology and Psychiatry and Allied Disciplines 被引用 650
- W0938 心理的レジリエンスの時間的要素:個人・家族・コミュニティ研究のための統合的枠組み Bonanno(2015) Psychological Inquiry 被引用 462
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文献表記(APA第7版)
Bonanno, G. A. (2005). Resilience in the Face of Potential Trauma. Current Directions in Psychological Science, 14(3), 135–138. https://doi.org/10.1111/j.0963-7214.2005.00347.x
影響力の指標
- 著名度スコア
- 58.4 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 835(うち影響引用 66)・ OpenAlex 844
- 年あたり被引用
- 38
- FWCI
- 16.5(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.6%
- 分野(OpenAlex)
- Resilience and Mental Health
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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