世界の主要ウェルビーイング研究

主要400 やってみよう 理論

心理的に豊かな人生:幸福と意味を超えて

A psychologically rich life: Beyond happiness and meaning.

S. Oishi, Erin C. Westgate(2021)Psychology Review, 129(4), 790–811

ひとことで
心理的豊かさという第三の軸

幸福・意味と並ぶ「よい人生」の第三の次元として、多様で視点を変える経験に満ちた心理的豊かさを提案した。

要旨根拠:抄録

心理学は「よい人生」を快楽的幸福かエウダイモニア的幸福のどちらかで捉えてきた。本論文は、それらに加えて見過ごされてきた側面として心理的豊かさ(=興味深く視点を変えるような多様な経験に満ちていること)を提案した。複数の実証データから、幸福・意味・心理的豊かさは関連しつつも区別される望ましい側面であり、固有の原因と相関要因を持つことを示した。世界の少なくない人々が、幸福や意味を犠牲にしても心理的に豊かな人生を選ぶと回答し、約3分の1が人生最大の後悔をやり直せば人生はより心理的に豊かになったと答えた。心理的に豊かな人は好奇心が強く、全体的に考え、政治的にリベラル寄りの傾向があった。快楽対エウダイモニアの二分法を超え、よい人生の新たな研究領域を開いた論文である。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0049 Steger(2006)の意味尺度やW0240 Diener(2002)の幸福研究を踏まえ、幸福と意味に並ぶ第三の軸を提案した。同じ著者のW1431 Oishi & Diener(2014)が示した「幸福と意味は国レベルで一致しない」という知見の延長上にある
  • 後続・発展一覧外:Oishi et al.(2019, 2020)が心理的豊かさ尺度を作り、多様な経験や留学経験との関連を実証した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 3本

後続研究(この論文を引用している)

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論文ページ
https://doi.org/10.1037/rev0000317
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DOI
10.1037/rev0000317

文献表記(APA第7版)

Oishi, S., & Westgate, E. C. (2021). A psychologically rich life: Beyond happiness and meaning. Psychology Review, 129(4), 790–811. https://doi.org/10.1037/rev0000317

影響力の指標

著名度スコア
34.2 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 198(うち影響引用 20)・ OpenAlex 278
年あたり被引用
33
FWCI
23.6(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.2%
分野(OpenAlex)
Psychological Well-being and Life Satisfaction
主要400の選定
専門家判断(古典・定番)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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