世界の論文 ・ B01 人生の意味・目的・生きがい ・ W1431
主要400 やってみよう 実証
貧しい国の住民は豊かな国の住民よりも人生の意味を強く感じている
Residents of Poor Nations Have a Greater Sense of Meaning in Life Than Residents of Wealthy Nations
S. Oishi, E. Diener(2014)Psychological Science, 25(2), 422–430
ひとことで
国の豊かさと人生の意味
豊かな国ほど生活満足度は高いが人生の意味の感覚は低く、その差の一部は宗教性の高さで説明された。
要旨根拠:抄録
ギャラップ世界調査のデータを用いて、132か国で社会の豊かさと人生の意味の関係を調べた。生活満足度は豊かな国の方が貧しい国よりかなり高かったが、人生の意味の感覚は逆に貧しい国の方が高かった。その一因は、貧しい国の人々の方が宗教的であることだった。宗教性の媒介の役割は、教育、出生率、個人主義といった第三の変数を統制しても有意なままだった。フランクルが『夜と霧』(英題 Man's Search for Meaning)で述べたように、客観的に厳しい生活条件の下でも意味は得られ、その探求には宗教性が重要な役割を果たしているようだと論じた。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤W0049 Steger(2006)の意味尺度とW0553 King(2006)のポジティブ感情と意味の研究に依拠する
- 後続・発展W0839 Heintzelman & King(2014)が人生の意味は多くの人で高いと論じる際に引用し、W0691 King & Hicks(2020)やW0444 Diener(2018)が幸福と意味の乖離を示す知見として扱った。同じ著者のW1156 Oishi & Westgate(2021)は第三の軸として心理的豊かさを提案した
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
この論文が出てくる研究の系譜
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 4本
- W0049 人生の意味尺度(MLQ):人生の意味の存在と探求の測定 Steger(2006) Journal of Counseling Psychology 主要400 被引用 4,717
- W0553 ポジティブ感情と人生の意味の経験 King(2006) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 1,192
- W0618 生涯にわたる人生の意味:成人形成期から高齢期までの人生の意味の水準と相関要因 Steger(2009) The Journal of Positive Psychology 被引用 885
- W1117 何が人生を良いものにするのか King(1998) Journal of Personality and Social Psychology 被引用 489
後続研究(この論文を引用している) 4本
- W0444 主観的ウェルビーイング科学の進展と未解決の問い Diener(2018) Collabra: Psychology 主要400 被引用 946
- W0691 人生の意味の科学 King(2020) Annual Review of Psychology 主要400 被引用 477
- W1259 時間ではなく瞬間:自然とウェルビーイングの関係 Richardson(2021) International Journal of Wellbeing 主要400 被引用 175
- W0839 人生はかなり意味がある Heintzelman(2014) American Psychologist 被引用 553
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.1177/0956797613507286
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- DOI
- 10.1177/0956797613507286
文献表記(APA第7版)
Oishi, S., & Diener, E. (2014). Residents of Poor Nations Have a Greater Sense of Meaning in Life Than Residents of Wealthy Nations. Psychological Science, 25(2), 422–430. https://doi.org/10.1177/0956797613507286
影響力の指標
- 著名度スコア
- 19.9 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 206(うち影響引用 2)・ OpenAlex 253
- 年あたり被引用
- 15.8
- FWCI
- 19.4(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.4%
- 分野(OpenAlex)
- Psychological Well-being and Life Satisfaction
- 主要400の選定
- 専門家判断(古典・定番)
- 注記
- 要旨の見直し(2026-10):誌名の誤り:Psychology Science→Psychological Science。掲載は25(2), 2014(オンライン2013)/書誌を直した(2026-10):掲載誌 Psychology Science → Psychological Science
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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