青年におけるライフイベントと物質使用:知覚された統制感の喪失と人生の無意味感の媒介効果
Life events and substance use among adolescents: mediating effects of perceived loss of control and meaninglessness in life.
M. D. Newcomb, Lisa L. Harlow(1986)Journal of Personality and Social Psychology, 51(3), 564–577
統制できないストレスが統制感の喪失と人生の無意味感を経て青年の物質使用につながることを示した。
要旨根拠:抄録
ストレスと物質使用の関連はよく知られているが、その間をつなぐ心理的過程は明らかでなかった。本研究は、統制できないストレス(否定的なライフイベント)が統制感の喪失をもたらし、それが人生の意味の低下を招き、その苦痛を和らげるために薬物が使われるという連鎖モデルを検証した。2つの独立した青年サンプル(ラトガース大学の横断データとUCLAの縦断データ)で潜在変数構造モデルにより分析した。結果は、統制感の喪失と無意味感がストレスと物質使用の関係を媒介するという仮説を支持した。ラトガースのデータでは媒介変数で関連がほぼ説明されたが、UCLAのデータでは直接効果も残った。人生の意味が健康行動の予防的資源となりうることを示唆する。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤同じ著者のW1214 Harlow(1986)と対をなす研究で、W0004 Bandura(1977)の自己効力感論を背景に統制感の喪失を媒介要因とした
- 後続・発展W0797 Steger & Frazier(2005)が宗教性から幸福への連鎖の一環として人生の意味の媒介を示す際に引用した
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 3本
- W0004 自己効力感:行動変容の統一理論に向けて Bandura(1977) Psychology Review 主要400 被引用 56,629
- W0036 人間の主体性における自己効力感のメカニズム Bandura(1982) Psihologìâ ì suspìlʹstvo 主要400 被引用 9,714
- W1214 自己破壊感・抑うつ・物質使用・自殺念慮:媒介要因としての人生の目的の欠如 Harlow(1986) Journal of Clinical Psychology 主要400 被引用 529
後続研究(この論文を引用している) 1本
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- https://doi.org/10.1037//0022-3514.51.3.564
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文献表記(APA第7版)
影響力の指標
- 著名度スコア
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- Semantic Scholar 472(うち影響引用 9)・ OpenAlex 393
- 年あたり被引用
- 11.5
- FWCI
- 7.7(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 2.8%
- 分野(OpenAlex)
- Child and Adolescent Psychosocial and Emotional Development
- 主要400の選定
- 著名度スコア上位(概念・年代枠内)
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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