強み介入が中学生の精神的健康に及ぼす効果に関する検討
Effects of School-Based Strengths Interventions on the Mental Health of Japanese Adolescents
阿部 望、岸田 広平、石川 信一(2021)教育心理学研究, 69(1), 64–78
学校での強み介入が中学生の生活満足度を高め、強みの活用を加えると抑うつも減らすことを示した。
要旨根拠:抄録
学校の実情に合わせた2つの強み介入を行い、中学生の精神的健康(生活満足度と抑うつ症状)への効果を検討した。研究1では中学3年生128名に、自他の強みを認識し注目させる介入を、研究2では中学3年生87名に、それに加えて自分の強みを活用させる介入を実施した。その結果、研究1の介入は生活満足度の向上にのみ効果があり、研究2の介入は生活満足度の向上と抑うつ症状の低減の両方に有効であった。探索的分析では、強みの認識と他者の強みへの注目の変化が生活満足度の変化と、強みの活用感の変化が抑うつ症状の変化と関連していた。満足度を高めるには強みへの気づき、抑うつを下げるには強みの活用が重要である可能性を示す。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤日本の強み研究の基盤であるJ035 大竹(2005)のVIA-IS日本版や、J070 高橋(2015)・J089 高橋(2015)の強み認識・強み活用感尺度の流れを、中学生への学校介入に展開した
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
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